キズやヘコミは直した方が良いに決まっている
これは、車買取に関するサイトや書籍ならどこでも書かれていることですよね。「キズ」や「凹み」は直すより、直さないで出したほう良い、時期が大事というハナシです。ただ、これも鵜呑みにするのではなく、「見た目にもすぐに分かるキズや凹みは直してください」。当たり前ですが、キズや凹みは当然マイナス査定になります。見た目にもすぐに分かるキズや凹みは大きなマイナス査定となるため、直してから査定に出すようにしたいものです。
ただ、通説となっている本質部分は、「修理代と査定アップ額の費用対効果を考えて」ということなんです。例えば、キズや凹みの修理代に5万円かかるとしましょう。これでどこまで査定額アップに繋がるかを考えましょう。仮に査定額が3万円しかアップしないなら、修理代と差し引き「2万円」が損になってしまうので意味がなくなってしまいます。一方、修理に1万円程度しかかからないのであれば、むしろ修理をしてから査定交渉に臨んだほうが賢いと言えます。
一番最後に、「ごくごく小さなキズ」であれば、あえて洗車をせずに車査定に出す手があります。先にも記載した通り「洗車していない」は、査定担当者の印象は悪くなってしまうので基本したほうがよいのですが、洗車してから1~2週間程度たつと、ボディの表面に薄いホコリやチリの膜が出来ます。これが、ごく小さなキズを隠してくれる効果があるのです。かなり「セコい方法」で「高度なテクニック」でもあります。
このセコい方法が通用しない業者もいます。車買取業者の中には「車を預かって査定する」というケースもあるので、そこはご了承ください。上記のようなセコい手を防ぐため、預かって軽く洗車してから査定する業者、担当者がいます。向こうもプロですからね。ただ、査定アップに繋がるテクニックとして頭に留めておいてください。