CMやポスターで使われたボディカラー(色)は査定がアップするだろう

車にも「人気色」と「不人気色」があります。上記の問いでいえば、新車導入期に広告等でイメージカラーとして使われた色は、総じて「査定額はあまり高くなりません」。メーカーに限らず、各車種ごとに「多く売れる色」と「売れない色」があります。多く売れる色とは、テレビCMやポスターで見た色になります。大きな広告投下と併せて、印象に残りやすくするため、お客様の気を惹くために、鮮やかな色、カラフルな色を使用します。したがって、新車時では、テレビやポスターで使用された色の車ということで、多く売れることになるのですが、これが「落とし穴」にもなります。

多く売れたということは、その後の中古車市場でその色が多く出回ります。しかも、元々はお客様の気を惹くために使用された色なので、売れた当時はその色で良かったかもしれませんが、色のトレンドは移り変わりが激しく、中古車市場に出回る頃には“飽きられている”というケースが多いのです。新車時のキーカラー、イメージカラーとして使用されたカラフルな色は、要注意です。

したがい、色にこだわって車を購入されるのは良いのですが、くれぐれもテレビCMやポスターに惑わされないようにしてください。また、色にこだわらない方であれば、無難なシルバーやブラック、ホワイトなどを選んでおけば良いと思います。時代を問わず、変わらない人気を持つ色であるからです。

車好きの方には、酷なハナシではありますね。売る際の車査定額を気にして、そこをグッとこらえるかどうかはまさに価値観ですよね。